介護のしんどさを軽減する住まいに

マンションという住まいを選択することのメリットを考えると、住空間がフラットになるというのが、最大の理由なのではないかと思えてきます。特に今、父がアルツハイマー型認知症であり、家族の介護や見守りが24時間欠かせない状態にまで進んできたことを考えると、家にいる家族のうちの誰かが常に様子を見る事ができ、父の動きに合わせて介護ができる住まいであることが望ましいと言えます。認知症患者に共通しているのは、自分はできると考えるかと思えば、できないと考えることもあり、それでいてできるという自信がある時は勝手に行動してしまいますので、トイレの失敗なども増えてきます。
そうした時の後始末はかなり大変ですし、認知症であっても排泄の失敗はわかるらしいので、配慮もしなくてはなりません。そのとき、フラットな空間であれば、部屋から洗濯機置き場まですーっと目につかずに移動できたりと、三階建ての今の家よりも介護される側も介護する側も、負担軽減につながるだろうと思います。マンションにもいろいろありますが、玄関先にドアがあり、セキュリティがしっかりしているところであれば徘徊も防ぐことができますので、古い一戸建て住宅よりも自由に歩き回る危険性を阻止できるメリットがあるでしょう。
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